刺繍は2種類に分けられる~自由刺繍

投稿日2016年11月29日 投稿先 ハンドメイド
クラフト 手芸

昔から年代問わずに多くの人から親しまれている「刺繍」。世界各地を発祥としてたくさんの種類があり、刺繍好きな人もそれぞれお好みの刺繍があるかと思います。そんな刺繍、実は大きく分けると2つに分類することができます。布の織目を利用して図柄を作っていく「区限刺繍」と、図案を布地に写すなどして刺繍していく「自由刺繍」。今回は世界各地に伝わる「自由刺繍」はどんなものがあるのかをご紹介していきます。フランス刺繍などが好きな方は必見ですよ☆

 

フランス刺繍

日本で一番よく知られている刺繍といえるのがこのフランス刺繍です。学校の家庭科の時間に習った「ランニングステッチ」「バックステッチ」などの基本の縫い方も実はフランス刺繍の技法なんです。刺繍枠を使って、図案に沿っていくつかのステッチを使い分けて刺繍していく技法のことを指し、フランスのみならずヨーロッパ各地に伝わる欧風刺繍の通称として広く使われています。

 

日本刺繍

日本にも大陸から伝わってきて根付いた「日本刺繍」と呼ばれるものがあります。刺繍枠を使って、図案に沿っていくつかのステッチを使い分けていくところはフランス刺繍などと同様です。とりわけ日本刺繍では「絹」が重んじられ、絹地に絹糸や金・銀糸で刺しているのが大きな特徴です。風景や草花などを淡い色使いと光沢で上品に表現しています。ふくさや着物の半襟へのワンポイントとして施されていることが多いです。

 

シャドー刺繍

シャドー刺繍は一風変わった手法で、透ける布地の裏から同系色の糸で刺繍を施します。表から見ると図柄が影のように浮かび上がって見えることから、シャドー刺繍と名づけられました。インド発祥のこのシャドー刺繍は、当時からハンカチやスカーフなどの薄物の装飾に使われています。

 

モラ刺繍

モラ刺繍は、色の異なる布を数枚重ねて縫い合わせ、図案に応じて上から布をくり抜いて下の色を見せることで表現していく手法です。糸でステッチを施していくよりも、布を縫い合わせるなどのアップリケに近いワークが中心となっているので、刺繍もしくは「キルト」に分類されることもあるほどです。パナマのカリブ海に浮かぶサンブラス諸島に住む先住民クナ族の民族衣装に用いられ、発展してきました。

 

スモッキング

あまり聞き慣れないように思われますが、幼稚園などで子供たちが着ている「スモック」を思い浮かべてもらうとわかりやすいです。布地自体にひだを作り、そのひだを糸でかがっていくことで模様を表現する手法です。元々は、イギリス・ハンガリーを中心としたヨーロッパの労働者が着る作業着にこのスモッキングの装飾がされたことが始まりです。日本でも親しまれ、子供たちの着るスモックなどで今も多く用いられています。このように「自由刺繍」は区限刺繍と違って布地の織目によらず、糸の使い方や表現手法もよりバリエーションに富んだものとなっています。布地の織目を利用した均一性を楽しむ区限刺繍と、この自由刺繍、あなたはどちらがお好みですか?

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